法人名:学校法人芝浦工業大学年齢制限:記載なし(大卒以上)募集形態:事務系総合職(職種指定なし)
採用人数:3名〜4名土曜勤務:あり(隔週)ボーナス:回数不明(実績:5.6ヶ月)
役職者を目指す方を積極的に募集しているところを見ると、経歴がしっかりしていれば、ベテランの方でも十分勝負できると思われます。
自身の経験とうまく関連づければ、誰でも採用される可能性はあると予想します。
記載されている部署も多様ですし、3年から5年毎のジョブローテーションがあることが明記されていますので、特定の能力のみが評価されるということもなさそうです。(強いていうなら、語学力は評価される)
部署異動が頻繁にあるとすれば、飽きずに働けそうですよね。
多めに感じますが、関東ではそこそこメジャーな大学ですので、倍率は高いかもしれませんね。
募集要項を見た印象は、将来の役職者候補と国際化に対応できる人材をとにかく獲得したいということですね。
国際化対応という点で言えば、職員でも学生の海外留学を引率する業務なんかもあるみたいなので、好きな人にはたまらないですね 笑
理系の大学ではありますが、学生と違って女性の職員も半数程度いるみたいですよ。女子役職者もいるようですので、女性も安心して応募できそうです。
■大学概要
関東の理工系大学として昔から堅実なイメージではありましたが、最近は積極的な改革で業界内でも評判を高めていますね。
キャンパスは豊洲、芝浦、大宮(埼玉)の3つですね。
中高は豊洲・千葉の柏市にあり、総合職の場合、東京、埼玉、千葉のいずれにも勤務する可能性があります。
転居までは必要ないと思いますが、人によっては気になるかも知れません。
・工学部・システム理工学部・デザイン工学部・建築学部
リスク分散という点では、総合大学の方がいいと思いますが、芝浦工業大学のように、専門分野に特化するという方法も実際はありですよね。
理工系なら芝浦!といったイメージ、ブランドを育成することに繋がっていると思います。(関西ではそんなに知られていないのですかね?)
ちなみに、学生数は7700人前後です。中規模大学という感じでしょうか。
最後に、芝浦工業大学の特筆すべき点としては、スーパーグローバル大学創生支援事業に採択されていることです。
社会に貢献する技術者の育成という理念を掲げて、これまでは一貫した実学主義のもと多くの技術者を輩出してきました。しかし、これからはそれに加え、その人材育成モデルを世界に発信していくという使命が加わります。
その結果として、アジアの理工系大学のランキングTOP10入りを明確な目標としているわけですね。
こういったランキングの是非は置いておいて、国際的な大学への飛躍を狙っている革新的な大学であるということを意識したいところです。
■求める人材
・TOEIC800点以上
・1年以上の海外経験(留学・勤務)や海外大学での学位
・将来的に役職者を担う意欲がある
・建学の理念を理解し、学生を愛する
・国内外での営業経験
・情報関連スキル
・施設系スキル
・危険物管理等のスキル
・産学官連携の実務経験
・知的財産マネジメントなど、法務関係
・総務、人事、経理業務に係わった経験が豊富な者
・チームのマネージメント経験が豊富な者
海外経験のある方は圧倒的に有利となるでしょう。
一般の方は、せめてTOEICで不利にならないようにするのが得策ですね。
また、その他は、意識の問題及び具体的な職務経験が挙げられています。
意識部分については、面接等でそれをアピールすればよいと思いますし、具体的な職務経験については、可能な限りご自身に当てはまる形で伝えていくことがポイントになるでしょう。
強いていうならば、どんな小さなことでもいいので、マネジメント経験をアピールしておくと、役職者としての素養ありと示すことができるかも知れません。
総合職ですので、どんなアピールポイントでも相手に刺されば問題ないでしょう。
しかし、どんなアピールをするとしても、語学力や海外への対応力を随所で示し、国際化にも対応できる人材であるということを明示したいところです。
■待遇
さらに、モデル年収をみても、25歳で年収480万、30歳で600万、40歳で800万となかなかいいです。
ただし、ここで気をつけたいのが、30歳以上は課長職の場合という条件がついていることです。
大学によって組織構造は違うのでなんとも言えませんが、一般的な大学で30歳の課長はまずいないのではないでしょうか・・・???
また、仮に本当に課長職になれたとしたら、時間外手当はありませんので、上記の金額以上は望めません。だいたいモデル年収を見るときは残業代を考慮して+50万ぐらいは見ているのですが、判断が難しいですね・・・。
実は芝浦工業大学は、とあるデータでかなり高額な月給だということが明らかになっていました。
ただ、あくまで最短で昇格した場合のデータということでしたので、Maxの給与が示されているに過ぎないのかも知れませんね・・・。
ちなみに、ボーナスは年間5.6ヶ月ということで、これもまずますです。
基本的な手当は全てあるので、問題はないでしょう。
一斉休暇とは、文字通り全員が一斉に休む期間で、その間学校のほとんど全ての業務が停止します。
一方、交代休暇は学校自体は営業していますが、夏の間フルメンバーで働くほど業務はありませんので、交代でそれぞれが休みたいときに休むというものです。
このように夏休みが2種類あるような学校は往往にして休みが長いです!
もちろん年末年始の休みもあるようですし、年間を通じて、結構休めそうな印象ですね。
強いて気になる点を挙げるとすれば、土曜出勤です。
隔週で土曜出勤があるというのはよくある話ですが、昼までではなく、15時までなんですよね・・・
ちょっとだるいですね 笑
【参考記事】
大学職員の土曜出勤について【デメリット??】
まぁ、総合的に見ても、待遇はなかなかいいと言えるでしょう!
キャンパス間の転勤が若干気になるぐらいで、大きな懸念となるポイントはありません。定年が65歳で長いこと等もあり、積極的に狙いたい案件ですね。
■対策
1.書類審査
・履歴書(大学HPより、所定の書式を入手)
・職務経歴書(書式自由。片面印刷、横書、2ページ以内)
・志望動機書(書式自由。片面印刷、横書、2ページ以内)
・プロフィール(学歴・職歴等)・資格・志望理由、希望する業務、自身の能力と経験・自身の長所、短所などアピールポイント・趣味、特技・語学力(TOEICスコア等)
そこそこスペースはあるものの、志望理由と希望する業務と自身の能力と経験全てを書こうとすると、普通は書ききれないでしょう・・・。
箇条書き等を使って、かいつまんで書くしかないかも知れませんね。
志望動機と希望する業務をセットで書き、その業務ならば、自身の経験で培った〜〜という能力を活かせると考えます!というストーリーが王道かと思います。
また、語学力の欄が別途設けられている点からも、やはり語学力重視なのが伺えますね。
次に職務経歴書ですが、こちらは任意形式ですので、これまで作成したものがあれば、使い回しOKです!(志望動機に関わる部分があれば、手直し)
業務上の実績や積極性、論理的思考力など、プロフィールや資格で示せないようなスキルは、職務経歴書でアピールしてくださいね。いかに自身が求められる人材に合致しているのかを示すのが最大の目的です。
そして、珍しいのは志望動機書を別途提出する点ですね。
おそらく、履歴書に書いた志望動機の詳細を自由書式で書くということでしょうか。
その意味で言えば、履歴書には、ダイジェスト版を書き、詳しくは志望動機書を読ませるという作戦が有効ですね。
逆にいうと、履歴書で興味を持たせることができなければ、志望動機書を読んでもらえない可能性が高いので、注意しましょう。
なお、簡易書留で送付すること、ホチキス留め不可でクリップ留めをすることなど、独自ルールにも気を配ってください。
エントリーシートは1枚につき数秒から数十秒しか見られないという話がありますが、それはWebでも書面でも同様です。パッと見で瞬間的に内容がわかるぐらいの見栄えが理想です。
書類等については、内容だけでなく、書き方にもこだわったほうが良いと思います。
・基本を学ぶならおすすめ!
・実例満載!真似するだけで書ける!
2.筆記試験
しっかりと対策をしたかどうかで成績が大きく変わりますので、心してかかりましょう。
今回ばかりは他のものに手は出さず、テストセンターの対策に全力を尽くすことをオススメします。
筆記試験対策の詳細については、こちらの記事を参考にしてくださいね! 大学職員の筆記試験対策【基礎編】
大学職員の筆記試験対策【応用編】
大学職員の筆記試験対策【テストセンター・Webテスト編】
筆記試験はとにかく勉強あるのみです!以下の参考書もオススメです!
・SPIテストセンター対策の定番(まず1冊ならこれ!)
・転職者用SPI対策の定番!(テストセンターにも対応!)
・作文・小論文対策はこれだけでOK!
・テスト種類別に対策!
・テスト種類別に対策!
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3.面接
面接は計2回実施される予定です。
最終面接でガッツリ落としてくる可能性も高いですが、1回目のグループ面接がカギになりそうな予感はします。(まぁ、一回一回が大事ですが 笑)
特徴としては、1回目がグループ面接だという点です。
中途採用でグループ面接を行うのは、業務上の守秘義務の観点から反対ですが、やると言われた以上、仕方ないですね・・・。
(面接官が常識のある方であれば、)業務の細かい内容ではなく、志望動機など、当たり障りない質問が中心になるでしょう。
グループ面接はどうしても比較されるという点で、他の面接以上に基本的な話し方、立ち振る舞い等で差がつきます。
最初ですし、話す内容以上に、基本を大切に対応し、他の応募者と比べて減点されないようにしましょう。
そして、最終面接は最低でも部課長以上(理事の可能性あり)が面接を行うと思われますので、面接官の立場や相手の雰囲気に合わせた雰囲気・キャラ設定を目指しましょう。(あとは、目上の方を見て緊張しすぎないこと!)
今回は書類試験で特に志望動機をしっかりと書かされていますので、深く突っ込まれる可能性は高いです。
もしかすると、安易な動機での応募者を蹴りたいという意図かも知れませんので、論理的な志望動機を考える必要があります。
万が一書類の志望動機が弱いと感じた際は、フォロー策を早々に検討し、面接に臨むべきです。
ちょっと心に留めておきたいのは、2010年頃、英語での質問が行われたという情報があることですね。
ここまで国際化推しですとありそうだなーとは思います。(心構えがあるだけでも違いますよ!)
そして英語での質問はなかったとしても、今回の案件はやはり、将来の管理職候補、国際化対応の意味合いが強いので、面接では、これらに関連した内容がテーマになる可能性が高いです。
マネジメント経験や意欲、そして、語学や海外での経験等を聞かれた際は、嘘をつかない程度で何らかのアピールはしておいたほうが印象がいいと思われます。
是非、改革に前向きで、グローバル化にも対応できるということを思う存分アピールしてきてください!
面接対策の詳細については、こちらの記事を参考にしてくださいね!
大学職員の面接対策【基礎編】
大学職員の面接対策【質問集】
大学職員の面接対策【集団面接・グループディスカッション編】
なお、当たり前ですが、どんなに優れた人材でも面接での印象が悪いと確実に落ちます。
・転職面接対策におすすめ!
・面接官の気持ちを理解して、一歩リード
■芝浦工業大学のおすすめ度は?
芝浦工業大学は単なる理系大学の領域を超え、国際的な大学を目指そうとしています。
その一貫として、職員の国際化にも取り組んでおり、今後の成長を目指した事務組織の強化(職員採用の強化)も行っていると考えます。
採用人数が特別多いわけではないですが、積極採用の傾向がみられるという点でチャンスだと判断します。
国際的な業務も増えていく可能性が高いので、そう言った業務に適性がないと厳しいとは思いますが、待遇もいいですし、将来性のある大学で刺激的な生活を送ることができるかも知れません。
そして、気になる芝浦工業大学のおすすめ度ですが・・・☆4つとさせて頂きました。
正直どの項目もハイスコアなのですが、採用難易度が高そうというか、求められるレベルはちょっと高そうだなと思ったため、1レート下げさせて頂きました。(仕事ハードそう…)
おすすめなのは間違いないので、是非応募を検討してください!
ちなみに、1年以内の再応募は不可なので、受けるタイミングには注意した方がいいですよ!
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