旅行業界を目指す人は、大学職員になろう!
投資系大学職員のコウジ(enjoy_dslife)と申します。
就活・転職を検討されている方は、どんな企業に行こうかと思いを巡らせているかと思います。
やっぱり好きなことを仕事にしたい!ということで、例えば、旅行が好きな方は、漠然と旅行業界を目指すことも多いでしょう。
しかし、それで本当にいいのでしょうか?
今回は旅行業界を例に、好きなことを仕事にする際の注意とそんな方への提案をさせて頂きます。
旅行好きは旅行業界に行くべきではない!
旅行業界を目指す方は、おそらく旅行好きだと思います。
旅行好きでないと務まらない業種だと思いますし、それはご自身の強みになると思います。
しかし、旅行好きの方が旅行業界に就職し、果たして幸せになれるのでしょうか・・・?
個人的には、「No」となる可能性は極めて高いと考えます。
これは、私が行ってきたキャリア支援の経験からもそうですし、旅行業界の職業実態・離職率等が裏付けでもあります。
旅行業界=自分は旅行にいけないジレンマ
旅行業界は労働環境が過酷であることが多いようですね。
長時間労働、価格競争によるコストカット、それに起因する低賃金・・・
これだけでもお分かりになるかもしれませんが、毎日お客様の旅行をサポートする代わりに、自分自身は旅行にいきづらくなる訳です。確かに時間もお金もなければ、旅行にはいけないですよね。
また、夏休み、年末年始等は旅行シーズンであるため、旅行業界は最も繁忙期になります。
つまり、他業界の友人が楽しんでいる中、ひたすら業務に明け暮れることになります・・・
旅行好き→大学職員向き
ここで提案ですが、旅行が好きで旅行業界を目指している方、また、現在、旅行業界に勤めている方は是非大学職員を就職先の候補にしてみてはいかがでしょうか。
主な理由は2つです。
1.大好きな旅行に思う存分行けるようになる!
大学職員は私の知る限り、最も休みの多い(休みの取りやすい)業種です。
夏休み・年末年始の休暇もたっぷりありますし、有給の取りやすさから、あえて閑散期に旅行へ行く人も大変多いです。
旅行業界に限らずですが、ご自身のスケジュールに合わせて、思う存分プライベートを楽しめるようになります。もうこれだけでも大変魅力的ではないでしょうか?
その他、大学職員の魅力については、こちらの記事をご覧ください。
2.語学力・コミュニケーション力が大学職員に求められている!
ニュース等でご存知かもしれませんが、近年、大学は急速なグローバル化を求められています。
その影響として、外国籍の教員が増え、書類等で日英併記を求められることも多くなってきました。
なお、この影響は今後、確実に強まってくるでしょう。
そうなると、大学職員にとって、語学力は必須になってくるのです。
しかし、専門知識には長けていても、語学力が高い職員となると、それほど多くはないように見受けられます。
そのため、近年、大学職員の採用では、必ずと言っていいほど履歴書等で語学力を問い、語学力の高い人を採用しようとしています。
(話せる!だけでは、説得力に欠けるので、留学やTOEICなど、実績をアピールしてください。)
これは必ずしも当てはまる訳ではないと思いますが、海外旅行が好きな方は語学力が高かったり、少なくとも語学に対する抵抗感はない方が多いと思います。
大学職員を受けるに当たっては、その時点で適性がある方が多いのではないでしょうか。
また、旅行が好きな方は旅行を通じて、様々な方を交流をしていたりと、コミュニケーション力が高い方が多いようにも感じています。大学職員は立場の異なる多様な方々と交流する職業ですので、これらの点も実際の現場で大いに力を発揮できると思われます。
大学職員はプライベート重視な人向きの業界!
大学職員は、学生のキャリア支援等も行いますが、旅行業界志望者には、特にその志望理由等を確認するようにしています。
それはなぜかと申しますと、ミスマッチにより、早期退職に繋がるケースが大変多いからです。
自身が経験した旅行の楽しくて華やかなイメージが先行し、その業界に就職した場合、こんなはずではなかったと後悔するケースをこれまで多数見続けてきました。
今回は、旅行業界志望者に対して、大学職員を勧めましたが、いくら自分が旅行に行けても、仕事自体が違いすぎる、興味を持てないという方もいるかもしれません。
しかし、仕事の幅が広いことも大学職員の魅力です。部署によっては、学生の留学を支援したり、実際に外国の協定校へ出張をすることもありますよ!
旅行が好きだから、旅行業界。この思考は極めて危険だと感じています。
旅行が好きな方は、好きだからこそ、他の選択肢も検討してみることを是非お勧めします。
そして、経験上、その選択肢の上位に躍り出るのは、大学職員であると確信しています。
「大学職員ってなに?」という方もいると思いますが、目指してみる価値のある職業だと思いますよ!